神宮球場の座席選びのコツ:内野席はブルペン近くに

ヤクルトスワローズの選手を身近に感じたい、熱烈なファンにおすすめしたいのが内野席での試合観戦です。目の前で繰り広げられる両チームの手に汗握る攻防は、見れば見るほど野球というスポーツの面白さと奥深さを感じさせてくれること請け合いです。

内野席ってどんな座席?

正面入り口(捕手の真後ろ)から1塁方向、3塁方向に向けて扇形に広がっています。1塁側と3塁側に分かれていて、ヤクルトスワローズの試合だと、1塁側が主催チームのヤクルトスワローズ、3塁側がビジター(相手)チームの応援席になります。

捕手の視点を体験したいならスターシート・ムーンシートなどのネット裏指定席(シーズンシート・要年間予約)、打者のバッティングを重視するなら中間地点(S指定席、A指定席)、内野全体からゲーム展開を見渡したいなら外野よりの座席(B指定席)というふうに、自分がどのポジションを観察したいかによって座席を選ぶといいでしょう。シーズンシート以外の料金は高い順にS、A、Bとなっています。

また、神宮球場は、ブルペンが屋外のファールグラウンドにあるため、内野席から一軍の中継ぎ投手の投球練習風景を見ることができる唯一の球場でもあります。普段はつぶさに観察することのないピッチングフォームやコントロールの精度、球威の迫力をブルペン近くから思う存分楽しみましょう。

試合観戦の見どころは?

内野席はバッティング、投球、走塁といった野球観戦の醍醐味を余すところなく満喫できる特別な場所ですから、野球ファンにとって至福のひとときを過ごせる夢のような座席です。至近距離の試合観戦の魅力は、なんといっても、一軍で活躍するプロの技術と実践力がぶつかる熱戦を肌で感じられるところでしょう。全力疾走で塁を踏むダイナミックなプレイを目撃すれば、思わず身を乗り出して歓声をあげずにはいられません。

バットにボールが当たったとき、速球がミットに収まったときの快音はまさに痛快そのもの、機械を通しては味わうことのできない生の快音は鼓膜に格別に響き渡ります。打席に立つバッターはもちろん、一軍ピッチャーの腕の振り、牽制のタイミング、バッテリー間の呼吸など、様々な角度から野球というスポーツを眺めてみてください。

せっかく内野で試合観戦するのですから、憧れの選手の仕草や表情までしっかり目に焼き付けましょう。対巨人・阪神戦などの人気カードで良い席を確保したい場合は、早めにチケットを入手しておいたほうが無難です。

2015年5月19日 コメントは受け付けていません。 神宮球場