ヤクルトスワローズの試合を神宮球場で試合観戦する際、他球場にはない魅力があります。現在は屋根つきの球場がプロ野球界の本拠地の多くを占めるようになりましたが、屋外球場の魅力満載なのがこの球場の強みです。
屋根付き球場にない魅力について
現在、セリーグでは東京ドームとナゴヤドーム、パリーグでは札幌ドーム、京セラドーム、福岡ヤフオクドーム、西武プリンスドームの6つの球場が屋根つき球場です。しかし屋根のない球場である神宮球場はデーゲームの場合は青空のもとで、また、ナイターの場合はカクテル光線のもとで野球を見ることができる古き良き球場なのです。夏場のナイターの際は、5回終了時に花火が打ち上げられることもあり、屋根つき球場にはない屋外球場の楽しみを満喫できます。
神宮球場は交通アクセスもよい
この球場は交通アクセスも非常に良い球場で、東京メトロ銀座線利用ですと外苑前3番出口より歩いて約5分、また同じ東京メトロの半蔵門線ですと青山一丁目駅1番出口を出て徒歩約15分の場所にあります。JR総武線でも行くことが出来、信濃町で下車すれば徒歩12分です。従って試合観戦に行きやすいです。
ブルペンが屋外にあるので、内野席は前の方の席がいい
神宮球場は古い球場なので、ブルペンが屋外にあります。内野席の前の方の席を確保すれば、控え投手が並んで投球練習するところを目の前で見られます。控え投手のブルペンがファールゾーンにあって観戦中に見ることが出来る球場は、セリーグですとこの球場しかありません。従って1塁側の内野席前方のチケットを取れば、ヤクルトスワローズの選手を間近で見ることが出来るのです。また、試合終了後、選手が引き上げていく際もこの球場は選手がグランドを歩いて引き上げます。この際、勝った場合に選手が内野席前方のファンの差し出す手にタッチしながら勝利の喜びを分かち合うこともあるのですが、こういったこともフェンスの高い屋根つき球場では見ることのないシーンなので、この球場の魅力の一つなのです。
神宮球場は古くから東京六大学野球でも使用され、多くの野球ファンに親しまれている球場です。ヤクルトスワローズが昭和53年に球団創設初のリーグ優勝を決めた際もこの球場であったので、ヤクルトスワローズファンに取っても思い入れの強い球場なのです。東京都内でも後楽園球場名護がなくなり、伝統ある球場はこの球場のみになりましたので、今後も存続し続けて名勝負を繰り広げてもらいたいものです。